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市中心部から西へ離れた閑静な地区に位置する子育て支援センターの建物計画である。子育て支援のための施設だけでなく、放課後児童クラブ、児童センターの機能も併せ持っており、少子高齢化が急速に進行している現在、全ての家庭において児童が健全に育成されることを目的に作られた施設である。
柱スパンを同間隔とし、建具をシンメトリーとすることでファサードはシンプルなデザインとした。内部は、アイボリーの内壁や薄い白木木目調の腰壁を配置しつつ、各施設の扉の色を、放課後児童クラブは「黄」、子育て支援センターは「紺」、児童センターは「黄緑」、共用部は「橙」と変化させることで、児童たちの情操がより高い次元に届くことを期待した色彩計画としている。