建築と社会貢献 現場と経営が対話する未来への挑戦

建物という社会の財産を強靭にし、社会の資産として長く残るものへと進化させる

高岡:
トクオは設計事務所ですが、建物調査を専門に行う技術部があることが他にない強みとなります。新しい建物の設計だけでなく、建物調査、耐震診断もカバーしているのはトクオならでは。企業として調査専門の部門を持ち、既存建物の調査・診断ができるのはなかなか他にはありません。

高場:
耐震調査から、耐震補強設計までトクオにご依頼いだければ社内にて一気通貫で対応出来る体制は営業上の強みとなっております。昨今では、民間企業様からは、BCP対策に関するご用命やコンプライアンスに関連する遵法性調査のご依頼も頂いており、官公庁からの指名案件なども多く、安定した受注を続けております。


高岡:
的確な調査、正確な診断、合理的な設計により社会貢献を続けてきました。30年培ってきた経験と知識を活かして街の建物を強く、長く使えるものへと再生することで持続可能な社会の実現に貢献するのが我々の使命だと考えています。

「現場と経営が対話できる」──小さな声が尊重される組織風土

高岡:
トクオの一番の良さは、やっぱり“距離の近さ”ですね。
現場と経営、トップとスタッフの間に大きな壁があるわけじゃない。どんな立場の人でも、自分の考えを口にでき、密に話し合って問題を解決する雰囲気になるように動いています。

それって、組織の文化としては当たり前のようで、意外と難しいことなんですよ。うちはそこをずっと大事にしてきた。だから、現場で熱心に仕事について語る社員がいるからこそ、そこから出た提案がきっかけになって形になったものがたくさんあります。

高場:
一人で問題を解決することは不可能ですよね。だからこそ、社員を大切にし社員同士が話し合える風土を培うことが大切だと考えています。

「社会にとって、意味のある存在でありたい」──次の10年に向けた展望

高場:
テクノプロホールディングスの傘下となり、福利厚生の充実や勤務管理などの社内システムの改善が進んでいます。社員も増える中で、ここから先は、耐震調査・診断以外の分野にも広げていきたいですね。新築設計などもその一つです。

高岡:
新築設計の強化に加え、医療施設などこれまでのトクオにはなかった新しい分野の設計も受注しています。このような今までのトクオにない設計に挑戦することで、ものづくりの経験を積むことができます。それは社員にとってもやりがいになるので、売上の拡大と社員のモチベーションが良い関係で成長の循環が生まれることになります。


高場:
30年間成長を続けてこられた源泉となっているのは、ものづくりへの確かな信頼感にあると考えています。仕事を請け、しっかりと納めることで信頼が高まり、それが次の仕事へとつながる。このトクオのものづくりへのこだわりをこれからも追及して、次の10年、20年も成長を持続させていきたいと考えています。